あなたは読みたいと思う漫画を探すときは何で決めていますか。
過去のヒット漫画からでしょうか。
それとも評判の良いおすすめ漫画か、あるいは表紙の画や絵柄の好みから決めていたり、
またはあらすじの概要を確認してから選んでいるのかもしれませんね。
色々あると思います。
ですが私は気になる漫画タイトルから読むかどうか決めていることが多いです。
漫画に限らずタイトルを見ると更に内容を読みたくさせる魅力があります。
もちろん、ヒットした評判の良い好みの絵柄やあらすじも加味して選んでいるとしても。
そこでどんな漫画タイトルが付いていて、なぜ読んでみようとしたのか考察してみます。
漫画タイトル1、主人公の名前
まずは何と言っても主人公の名前がタイトルとなっているものは、わかりやすいし、インパクトがあります。
主人公の名前を漫画タイトルにするということは作者がよほど個性的な人物として作り込んでいるのではないかと想像してしまいます。
一見、名前だけだと何の話だろうと素通りしてしまいそうにはなります。
名前に少し意味を持たせておき、絵で惹きつけられればより手に取りやすいかもしれません。
例としては『ルパン三世』『名探偵コナン』は主人公の名前とジャンルが感覚的にわかって読みやすそうだと感じます。
究極だと思っているのは『ドラえもん』です。
オス猫のような名前のロボット?!
未来から来た猫型ロボットが一体何をしてくれるんだろうとワクワクしながら一話ずつ読んでいた子供の頃を思い出されます。
漫画タイトルだけで人物像と、こんな感じの物語かな?と想像しながら読み進めます。
漫画タイトル2、舞台場所
物語が繰り広げられる舞台場所がタイトルになっているのも主人公の名前のようにわかりやすく文字通り舞台で何かが起こるのもまた楽しげでいいのではないでしょうか。
代表的なのは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『めぞん一刻』などですね。
限定的で派出所やアパートが舞台になっているけれど、そこに集う主人公を含む登場人物がとても魅力的な設定になっていることが多いと感じます。
『天空の城ラピュタ』の舞台も、この世界観が好きな人には刺さるのではないでしょうか?
漫画タイトル3、キーアイテム・モチーフ
象徴的なアイテム名が入っているとそれこそ物語が動いていく時のキーポイントになって効果的に読み進められそうです。
有名な漫画では『ドラゴンボール』『DEATH NOTE』などです。
このアイテムがどう作品に影響を及ぼすのか気になります。
少し概要を読んだりするとこのアイテムがただの「ボール」や「ノート」ではないことがわかるとどうしてこの名称にしたのか知りたくなるでしょう。
漫画タイトル4、ミスマッチな単語の組み合わせ
「えっ?どういうこと?」と疑問、関心を持ってしまう意外性のある組み合わせのタイトルも手に取ってしまいそうです。
『漂流教室』『図書館戦争』『宇宙兄弟』などは日常の単語と普段あまり体験しないような要素の単語の組み合わせなのでインパクトは強いと思います。
意外性のある単語の組み合わせのタイトルだと何だか新しい感じがして好奇心から読みたくなってくるでしょう。
漫画タイトル5、長めフレーズ
タイトルが少し長めで表現しているのは興味をそそられます。
単語よりは大きく、文よりも小さい長めタイトルがちょっと説明的なのです。
「で?詳しくは何?」と次が気になってしまうから。
メールのタイトルも件名は大事ですよね。
ということで、
『転生したらスライムだった件』
『俺だけレベルアップな件』
や、長いフレーズの漫画タイトルの
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
は、なぜか先が気になる漫画タイトルの存在なのです。
セリフのようなタイトルも長めで呼びかけられているようで目が止まりやすいでしょう。
漫画タイトル次第で見る読むの行動を決める
気になる漫画タイトルをあげてみましたが、もっと色々あります。
あげたらきりがないほど。
全く同じ漫画タイトルがないのが不思議です。
私は付けられた漫画タイトルから読む漫画を決めるとあらすじを想像しながら読んでしまうのでより面白く感じてきます。
美術館の絵で『無題』と書いた題名の絵を見るとちょっとがっかりするのは私だけでしょうか?
1枚の絵なので漫画と違ってパッと一見するだけでいいけど、絵にも題名があると余韻が残っていいのに。
話が逸れてしまいましたが、どの漫画を読むか選ぶときに欠かせないのは間違いなく漫画タイトルということ。
漫画の作者さんも漫画の中身はもちろんのこと、漫画タイトルを付けるときは思い入れと思わず読む行動を起こしてもらえるのか知恵を絞ることでしょう。
あなたの今の感情にフィットする漫画は絵とともに言語で誘ってきています。
読者さんも作者さんの漫画タイトルの意図を汲み取って趣深くストーリーを味わってみませんか。
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